大正時代(臼井霊気療法必携)での質疑応答

 
当時の言葉使いを読みやすくする為に、修正をしておりますが、文意は変えないように記載しております。

*大正時代当時は治療として霊気が使用されておりました。太平洋戦争終了後、GHQに依る代替医療の禁止命令が出るまでは、機能していました。現在は治療行為として認められておりません。あくまでもご参考としてご覧ください。


 

臼井霊気療法とは如何なるものでしょうか?

 

畏くも明治天皇の御遺訓を奉体し、我が教義を成就し心身練磨向上を期し、人たるの正道を歩むため、第一心を癒し、第二肉体を健全にしなくてはなりません。
心が誠の道に適い、健全であれば肉体は自ら壮健になります。斯くして霊肉一如となって平和と享楽の生涯を完うし、傍ら他の者を癒し、自他共に幸福を増進することが、臼井霊気療法の使命であります。

 


 

臼井霊気療法とは催眠術、気合術、信仰療法、其他の療法と異名同体のものでありますか?

 
 

通否々夫れ等のもの同工異曲のものではありません。私が多年辛苦錬終に霊秘
を感得したる、霊と肉とを救うべき法術であります。(臼井氏)

 


 

然らば心霊療法でありますか?

 

然り、心霊的療法とも謂うことが出来ますが、多くは物質的療法とも謂うことが出来ます。其訳は術者の身体の何れの処よりも気と光を放射します。
 
殊に目、口、手より多く発現します。故に患部を二三分凝視しますか、呼気を吹き掛けますか、手で撫でますか致します。
 
此様な現象を現代の医学では何と説明しますか、斯の如き小説以上の事実があります。諸氏が実際を御覧になれば、成程と首肯せらるることでありましょう。如何に詭辯を弄する人でも実際を蔑することは出来ません。(臼井氏)

 


 

臼井霊気療法を信ぜねば効果はありませんか?

 

否々心理療法や催眠術その他の精神療法とは違いまして少しも暗示を與えませんから同意とか推服とかを要しません。
 
のみならず如何に疑ふても擯斥しても拒否しても、構いません。例えば幼児のごとき意識の缺くる人にも充分の効果があります。
 
最初我が療法を受くる人にして信用推服とかで来る人は、十人に一人あるかなしで、多くは一度霊気を受け、初めてその効果を知って俄かに信頼の念が起こるのであります。(臼井氏)

 


 

臼井霊気療法は癒すだけでありますか?

 

否々肉体を癒すのみではありません。心の患い即ち煩悶、虚弱、臆病、優柔不断神経質其他の悪癖を矯正することが出来ます。
そして神や仏の様な心になって後人を癒すことを主眼として自他共に幸福に充ちることが出来ます。(臼井氏)

 


 

臼井霊気療法は如何なる理由で癒りますか?

 

私はこの療法を天下何人より伝授されたのでもなければ、又治療の霊能を得んがために研究したのでもありません。
 
断食中に大気に触れて不可思議に霊感し、癒しの霊能を得たことを偶然自覚したのでありますから、肇祖の私にも確然と説明を申上げるに苦しみます。
 
学者も識者も熱心に研究して居りますが、現代の科学に頼って断定することは困難にせよ科学と一致する時代の来ることは当然であります。(臼井氏)


*肇祖=始りの人という意味です。
 


 

臼井霊気療法には医薬を用いますか、且つ弊害というものはありませんか?

 

決して医薬機械を用いません。只凝視と呼気と撫手と按手と軽打のみで癒します。(臼井氏)

 


 

臼井霊気療法には医学の知識を要しますか?

 

我が療法は現代の科学を超越したる霊法でありますから医学に基礎を置きません。そこが我が独創の霊法という所存であります。(臼井氏)

 


 

現代知名の医学者は何と見ておりますか?

 

学識深き知名の大家は見る処洵に中庸を得て居ります。欧州知名の医学者は医薬に就いて深刻な批評を下して居ります。それは別として、

帝国医科大学永井潛博士曰く、
「吾人医家は疾病を診断し記載し且つ理解するも如何に治療するかを知らず。」

近藤医学博士曰く、
「医学が一大進歩せりとは一大迷信なり、精神作用に就いて何等顧みる処なきは現代医術の一大欠点なり。」

原栄博士曰く、
「現代の衛生治療学に於て霊智ある人類を無視し一般動物と同一に取り扱うに至りては侮蔑 も甚だし近き将来に治療界の一大革命来るものと信ず。」

久賀六郎博士曰く、
「非医学者に依って行なわれつつある心理療法の如き其他各種療法も疾病の種類や患者の個性や施術の適用に依って医者の企て及ばざる一大偉効を奏しつつあることは事実である。只盲目的に非医者精神治療家を反発し之を排斥する事にのみ務むるは是医者の狭量である」

(日本医事新報記載)

現に医学博士や医学士薬剤師がこの効能を認めて入門して居る事実を見ても明らかであります。(臼井氏)

 


 

政府は何と見て居りますか?

 

大正十一年二月六日帝国議会衆議院予算分科会に於て

代議士松下禎二医学博士曰く、
近頃非医者にして心理療法とか精神療法とか称え多数の患者を治療し居る政府の所見を問わるるに、

潮政府委員曰く、催眠術の如きも十数年前までは如何にも天狗の技であると思っていたのが、今日は学問上の研究を積み皆精神病者が応用するということになっている。
 
人智萬端総て医学で解決することは困難である。又医者は或る疾病に対して医学の示す所に依ってこの疾病にはこの方法を講ずるとか、皆医学の示す所に依ってやって居るものであるが、萬病に対し電気なら電気をかける、さわるならさわると云ふが如きは医の行為にあらずと答えて居られます。

故に我が臼井霊気療法は医師法にも鍼灸取締規制にも触れて居りません。(臼井氏)

 


 


斯くの如き治療の霊能は天賦にして特定したる人にのみ備わり誰人にも学んで出来るものでないと思いますが如何でしょう?

 

否々萬物生を享けたる者は何万でも天恵として治療の霊能を備えて居るものです。
草木禽獣魚虫皆然りでありますが、殊に人間は万物の霊長でありますから、一層著しく発現するものであります。
それを具体化したものが臼井霊気療法として世に顕れたものです。(臼井氏)

 


 

然らばだれでも臼井霊気療法の伝授を受けらるるものでありますか?

 

勿論男女老壮学者でも無学者でも常識を備えて居る人ならば僅かの日時を以て立派に得ることが出来ます。
今日まで千数百人に伝授しましたが一人として不結果に終わったことはありません。
皆初伝(注:レイキファーストディグリー)だけで立派に霊能を得て居ります。
一寸考えて見ると短日時に人の最も難事とする霊能を得らるることは不可解の様に考えられますがそれは至極尤もの事と思います。併し其の最大難事が用意に出来得らるるは、我が霊法の特色です。(臼井氏)

 


 

他人は癒し得るとして自分を癒すことができますか?

 

自分を癒すことが出来ぬ人が、何で他人を癒すことが出来ましょう。(臼井氏)

 


 

霊気療法の初伝の伝授後、更に奥伝を受くるには如何に致しますか?奥伝以上のものがありますか? 

 

奥伝は発霊法、打手治療法、撫手治療法、押手治療法、遠隔治療法、性癖治療法等であります。先ず初伝を受け其成績顕著品行方正斯道に熱心なる人に伝授します。

(奥伝以上のものは)神秘伝があります。(臼井氏)

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